
ムラット・ヤプジュは、トルコ通商省にて36年間にわたり要職を歴任した後、2022年にコンサルティング会社「MY Advisor」を設立しました。
通商省では、EU関係局長として長年にわたりEU・トルコ関税同盟および複数の自由貿易協定交渉を主導し、首席交渉官を務めました。また、輸入制度・貿易政策措置全般を統括する輸入局長、およびWTOをはじめとする国際経済関係全般を所管する協定局長を歴任しました。
在外公館では、在東京トルコ大使館に二度、在ロンドン・トルコ大使館に一度、商務首席参事官として勤務しました。
1986年に旧大蔵・対外貿易庁に外国貿易専門官補として入庁し、ダンピング・補助金調査部門の創設期から調査官・課長・部長として従事しました。その後、輸入局次長として反ダンピング・補助金・セーフガードなどの貿易救済措置を統括しました。
「輸入における不公正競争防止に関する法令」の立案、およびダンピング・マージン計算・損害認定・現地検証を含む調査制度の整備に中心的な役割を果たしました。100件を超える調査を担当し、輸入不公正競争評価委員会およびセーフガード委員会の委員長を務めました。トルコに対して提起された海外調査においてはトルコ輸出企業を支援し、WTO紛争解決パネルではトルコ代表団長として手続を主導しました。WTO反ダンピング委員会およびルール交渉グループではトルコ代表を務めました。
欧州議会をはじめ各国際フォーラムで関税同盟に関する講演を行い、アンカラ大学ではEU・トルコ経済関係を主題とする学部・大学院講義を担当しました。同大学EU研究センター(ATAUM)では国際貿易・グローバリゼーション・EU政策に関する講義を行い、WTO事務局の招待を受けてカザフスタンでもトルコの反ダンピング制度について講演しました。
修士論文のテーマは「WTO反ダンピング協定」であり、省の専門官論文はトルコ初の体系的研究となった「セーフガード措置」に関するものです。
学歴 アンカラ大学政治学部 経営学修士(MBA) 中東工科大学(METU)石油工学科 理学修士・学士 ユトレヒト大学(オランダ)国際経済関係 大学院研究課程修了
語学 日本語・英語 ともに堪能
